危急時遺言(緊急時の遺言)

一般的ではありませんが、緊急時にのみ使用される危急時遺言という遺言書の方式があります。※一般臨終遺言、死亡危急者遺言とも言います。

危急時遺言は、病気や事故などで緊急事態となり、すぐに遺言書を作成しないと遺言者の生命が失われてしまう場合など、今すぐに遺言を残さなくてはいけない緊急事態に使われる遺言書の形式となります。

危急時遺言は増えていく事が予想されます

今後、この危急時遺言は増えていくものと思われます。昨今の、相続に絡んだ問題が後を経たない状況の中で、遺言書の重要性が少しずつ浸透しているため、生命の危機に迫った方が病院のベットに伏している中で、万一の時のために遺言書を残したいという話も少なからず増えていく可能性もあります。  

 

この危急時遺言は簡単ではありません

  • 緊急を要するとはいえ、遺言は間違えたら無効です。
  • 利害関係者ではない3人を証人として集める必要があります。 身内の人間が証人になることは出来ません。
  • もっとも簡単ではない点は”遺言者の最後と向き合う”ということです。ここが一番、胸が苦しいところです。

危急時遺言は難易度が高いため、事前に専門家に十分に相談されることを強くお勧めいたします。

 

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