戸籍収集と相続人調査

相続人調査とは、収集した戸籍謄本を確認し法定相続人が誰かを確定することをいいます。

被相続人が、両親や配偶者などの親族であれば、大半の人が「法定相続人がだれか」はわかることでもありますが、財産の名義変更や諸々の手続きでは通用しませんので、戸籍を収集して関係する機関に提出しなければ、手続きができません。

自分たちのなかで相続人がわかっていても、戸籍収集（相続人調査の確定）は必ずといっていいほど必要な行為です。また専門家が戸籍収集の依頼を受けて戸籍収集を行うと、稀に思わぬ事実が判明するケースもあります。

• 亡くなった夫の前妻との間に子供がいた。
• 被相続人が相続税対策として養子縁組をしていた。
• 愛人との間に子供がおり、認知されていた。

このようなケースは実際にありますので、戸籍収集をして相続人を確定する必要があるのです。

それだけではなく、相続するはずの不動産が被相続人の名義ではなく、被相続人の前に亡くなっている祖父母の名義だったという場合は、祖父母の出生から死亡までの戸籍を収集をしなければいけません。実際に名義変更がきちんとしていなかったというケースも珍しくありませんので、こうした大変な戸籍収集が必要な方も非常に多いのです。

戸籍収集については専門家へ相談してみましょう。

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